2014年1月23日木曜日

こんなときどんな顔したらいいかわからない

先日母親の山手線エピソードを話しましたが、
山手線には忘れられない思い出が何個かありまして・・・。

もう7年ほど前、自分が高校3年生だったころ。
当時から東京に住んでみたい、という思いがあり、東京の企業の説明会みたいなのに出席するべく、単身新潟から東京へ向かったときの話です。
説明会が終わり、時間が空いてたので、おのぼりさん丸出しで山手線一周をしたんです。説明会のあった御徒町駅というところから乗車し、そのまま外回りで東京や品川、渋谷や新宿とずーっと外の風景をそわそわしながら見てるという、今思うと何が楽しかったんだ、ということをやってました。

そして池袋駅に着いたときに、ある女性の方が乗車してきたんですが、その女性がバリバリの綾波レイのコスプレをしていたんです。
眩しいほどの蛍光水色のカツラをかぶり、何故かプラグスーツとかそういった服装ではなく、全身包帯ぐるぐる巻きの、ミイラみたいな格好をしていたんです(確かにそんなシーンはあったと思いますが)。
もちろん自分も含め乗客のほとんどがぽかーんと彼女を見るものの、それを意に返さず静かに社内のドア付近に立っていました。

そこでふと自分は思ったわけです。このまま電車が行くと数駅後に秋葉原に着くんです。
当時は歩行者天国真っ盛りの時期で、非常に多くのメイドやコスプレイヤーが割拠していました。
「なるほど、だからコスプレしてるんだな」と自分の中で納得した途端、
綾波レイが電車から降りていったんです。
降りた場所は、巣鴨。
お年寄りの町、巣鴨。
秋葉原と真逆の町、巣鴨。(極論)
そして綾波レイが巣鴨のホームに消えていくのを電車の中から見送り、そのまま上野で降りて新潟に帰りました。

今思うと東京がどういう場所なのか、というのを知ったきっかけはこれだったんじゃないかと思います。
あの時の綾波レイなにしてるんだろうなぁ

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